NEROLIDOL ー 植物のある暮らしと装いを ー

2018.12.26
  • facebook

下北沢の沿道沿いにあるオシャレなお花のアトリエ兼お店「NEROLIDOL」。オーナーの猪飼牧子さんはちょっと変わった経歴の持ち主。(Vol.1参照)こちらのコラムでは猪飼さんと「NEROLIDOL」のご協力を得て普段の何気ない生活にちょっぴりアクセントをつけてくれるお花を通して、皆様の明日の活力、またお仕事への取り組み方をご紹介させていただきます。

Vol.6 取材「オーガニック精油でつくる香水教室」世界に1つだけのあなたの香りつくって見ませんか?

お店取材第五弾、今回は「オーガニック精油でつくる香水教室」の取材をさせていただきました。

体験日時は11月上旬。アトリエの前の草木も紅葉し空気の冷たさも増し、季節を体感します。予定の時間より少し早くお邪魔させていただき、アトリエの周りの植物がみせてくれる季節の移り変わりを写真におさめたり、秋の空気を感じて楽しみました。

ーーー

本日は「オーガニック精油で作る香水教室」。生徒さんは3名。
アトリエに入った瞬間とても良い香り。今日はなんのオイルをたいているのかな…
と伺うと、香水のお教室の日なので、アロマはたいていないとのこと。アトリエ内にある植物たちの心地よい香りで包まれていました。

まずは二十四節気・七十二候から


ちょうど取材日は「立冬」、冬の気配を感じる日。二十四節気のそれぞれの始まりは全て「立つ」という字がつき春は『立春』夏は『立夏』秋は『立秋』冬は『立冬』これを四立というそうです。
毎回この四立が来るたびにまた季節の移り変わっていく刹那を感じるという牧子さん。
取材で訪れるたび、牧子さんから改めて日本の四季の素晴らしさを教えていただき、季節の移り変わりを感じ、その瞬間を大切にしようと感じます。

はじめにアロマ、香りの仕組み・成分について学んでいきます

香水をつくる上で、香りの揮発速度をバランスよく組み立てるためには、香りの仕組みの基礎を学び、系統についても香りをかぎながら考えることで、組み立てやすくなるとのこと。早速学んでいきます。
アロマセラピーとは1920年代のフランス人化学者で調香師でもあるルネ・モーリスト・ガットフォセ博士によって作られた造語です。ルネさんは、お家が調香、香水などを作る仕事をしていたので、香料に関してはとても長けた家系の人だったそうです。
そんなルネさんが香りをつくっているときに大火傷をしてしまい、たまたまあったラベンダーの精油をつけたところ、治りが早かったことがきっかけで、植物の成分には薬効成分が入っており色々なことで使えるのではないか。。。と研究をはじめたころからアロマセラピーが始まったそうです。その薬効成分を自分たちの暮らしにどうしたら取り入れられるのか、ということで歴史が始まりました。
普段何気なく言葉にしているアロマセラピー、色々な効能を耳にしては気になっていましたが、フランスやベルギーなどでは医療としても使われているそうです。日本では民間療法、医療としては認められていないので、現在は健康を維持したり、予防医学として使われています。どんな風にアロマセラピーが始まったのか歴史的背景も知ることで一層興味も湧き、面白さを伝えてくださる牧子さん。
とにかく、とても詳しい!お話を聞いているとその世界に入り込んだように背景が浮かびます。

アロマセラピーとは・・・、を学んだあとは、精油、香りの成分の働きかけについても勉強していきます。香りの揮発速度を昔ヨーロッパで音の音程にあわせて「ノート」と言ったことがきっかけで、現在は早く香る成分が多いものを「トップノート」、ハートノートとも呼ばれ香りの組み立てる際の柱になる香りを「ミドルノート」、もっとも揮発速度がゆっくりで保留性が高いものを「ベースノート」といい、香りを組み立てる上で重要になるそうです。生徒の皆様もペンを片手に真剣に聞き入っていました。

じっくり学んだあとは、さっそく香りを組み立てていきます

どんな香水をつくりたいか、コンセプトやイメージを決めておくと、香りを組み立てやすいそう。どんな場所でつけたいか、どんな風にみられたいか、想像し考え決めていきます。確かに香りは、その方のイメージにもつながりますね。
コンセプトやイメージを決めたら、ベースノートからミドルノート、トップノート、と順番に50近い精油を牧子さんがムエットに香りをつけ、嗅いでいきます。選べる精油の多さも「NEROLIDOL」の魅力。
「あっ!この香りは好き」「この香りは独特ですね」など既に個々に好みがあるようで1つ1つ真剣に香りを嗅いで好みをメモしていきます。
一通り香りを嗅いだら、いよいよ組みたてていきます。
組み合わせの相性や効能なども気になると思いますが、今回は自分の鼻と頭と体、全てに相談しながら香りを組み立てます。難しそう…と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、迷ったり悩んだりしたら牧子さんからのアドバイスもあるのでご安心をありま。みなさんが香りをくみたてはじめるとアトリエ内は、優しい香りと窓から差し込む光に溢れ、心地良い時間が流れていました。

ーーー

香りが決まったら、ビーカーに適数をいれていきます。
まずは半量でつくるのがポイントとのこと。半量でつくることにより香りの調整ができるそう。香りの調整をし、最終的な香りが決まったら全量でつくります。
みなさんが組み立てた香りを香らせていただきましたが、十人十色という言葉がまさにぴったりなように、3人それぞれが全く別の香りで、どの香りも個性があり、魅力的でその方の雰囲気にとても合っていました。


ここまできたらあとは、容器に精油をいれて、そのあとはオーガニックエタノールを入れます。溶かしたときはエタノール臭がしますが、熟成させるとその臭いも消え、エタノールの中でまろやかになります。なので、すぐには使えず2、3週間後に使えるようになります。つくったときと、熟成後の香りの違いも楽しみですね!

容器は、牧子さんがこだわりをもって探し見つけたそう!とてもオシャレで可愛くて、
自宅に置いておくだけでも雰囲気があります。もちろん持ちあるいていても、オシャレアイテム。
最後に牧子さんお手製のラベルを貼り完成!!

ーー取材後記ーー

牧子さんは、アロマの歴史から、効能、使われ方など、知識に長けていて、香りの面白さ、組み立てのたくさんの可能性、一滴一滴の大切さを教えてくださいました。
香りの組み立ては無数にあり、組み立てる面白さを香水作りを通じて感じる方も多いのではないでしょうか。
今回の取材でいらっしゃっていた生徒さん3人のうち2人は以前にも季節の植物教室に参加されたことがあり、牧子さんとも顔なじみ。もう1人は、お友達からのご紹介とのことで、いずれも牧子さんつながりという素敵なご縁でのお教室でした。
自然と素敵な方々が集まってくるのも牧子さんの魅力なのだと思いました。
取材回数を重ねて、取材班自身も、アロマや植物への興味が高まっているのも事実で、毎回とても楽しく取材をさせていただいています。まだまだ勉強不足で理解できないことばかりですが(笑)
また、以前より季節をとても身近に感じ、毎年駆け足で過ぎてゆく秋も今年は自分なりに段階をおって楽しめ冬を迎えられたのも、牧子さんから教えていただく二十四節気・七十二候であったり、植物のことであったり、、、身近なことから、アロマ、ハーブなど、暮らしに寄り添う植物の在り方を教えていただいたおかげだと思います。
「オーガニック精油で作る香水教室」は定期的に開催されるようで、次回は1月を予定とのこと。ぜひ、世界に1つだけの香りをつくってみませんか?

12月後半季節の植物教室 【しめ縄と和菓子の植物教室】

詳細・予約はこちら

NEROLIDOL
東京都世田谷区代沢4-42-10
猪飼 牧子

フローリスト
AEAJ認定アロマセラピスト/アロマテラピーインストラクター
JAMHA認定ハーバルセラピスト
エディブルフラワーコンシェルジュ

季節の花束、オリジナルブレンドハーブティー、本物の植物を使用したアクセサリーなどの販売をしながら
フラワーアレンジメント、ハーブ、アロマセラピー、エディブルフラワー(食用花)などの季節の植物の教室を毎月開催しています。
植物が姿を変えながらも、私たちの生活に寄り添ってくれている 《植物のある暮らしと装いを》 お伝えしています。
【Instagram】:makiko_nerolidol